大地の子を読んで

3連休に大地の子と沈まぬ太陽を読みました。感動しました。昭和59年、故胡輝邦総書記の理解と英断のもと3年間、取材を許され出来上がりとのことです。山崎豊子さんの熱意に頭が下がりますが、中国の官僚主義でよくも出来たと感動しました。なぜ、日本は、満洲に侵略したのか?今のウクライナ、ロシアと重なります。日本も侵略者でした事実。中国は5千年の歴史、懐の深さを再認識します。孤児が生まれ、中国人も日本人も傷つける戦争。「おもちゃのようだ」と中国の高炉を日本の使節団が日本語での会話を聞いて主人公は奮起する訳です。今、日本は、奮起しようとしているでしょうか。圧倒された文章より歴史を知り、50年前と、今を比較して考えてしまいます。たまには、長い小説が刺激になりますが、疲れます。長いので考えながら読むので面白味もあるのかもしれません。