思い出の山行き 24北山について思うこと

里山と奥山そして原始の森が北山だと思います。皆子山のように頂上でも藪の中で視界の無い山頂も多いのが北山です。危険と隣り合わせの山です。藪、笹には苦しまされます。笹でびしゃぬれ。やぶで方向がわからなくなる。北アルプスより過酷な山です。山により半年1年人が入っていない山も多いと思います。肌で感じます。比良、六甲、北アルプスでは人が多いです。猪の死骸とも出会うし、登山道でへびにもよく出会います。林道、アスファルト舗装道路に出合い、ホットしたのは何回もあります。視界が悪い、足元が濡れて悪い、しかし原始の自然に触れているような感覚。静かな清涼感。市内に近いが危険が多く侮れない山です。北山に入れば誰も助けてくれません。地図と磁石が基本です。等高線、谷と尾根を読む。何度も道間違いし、只々尾根を登りました。テープも全てあてにならません。林業の方のテープも有ります。全て自分の判断力を試される山です。でも、不思議な魅力が有ります。一人の山行きは自分との語らいの場です。豊かになれます。