66.施設の風景

朝は慌ただしい、車で迎えに行った外来のお年寄りが大勢施設に来られます。反対に外出する入居者が数人出かける。病院に行くのか?迎えの車も着て賑やかです。施設内では、丸くなって歌を歌ったり、折り紙を職員さんと作っています。各寮は、朝食の洗い物で大変です。食べ残しも多い。入居者は広間で食事をしてホッとしています。ほとんどの方が車いすです。いろいろな事情で家族と離れて一人、どういう心境だろうかと来るたびに思う。職員さんと洗濯物をたたんでいる人もおられる。のどかな風景です。日常、見ない風景を垣間見ました。特別養護老人ホームという限られた世間です。社会と離れた世界です。いずれは多くの方々お世話になる大切な世間です。