11.部屋の整理

2階建ての築50年。観察すると徐々に分かってきました。部屋の中には50年前からの品物が積み込まれている事実。私と違い、モノを残しておく習慣のようだ。アルバムの山、和服、中学生の時の学生証、カトリーヌの材料・道具等々。和服は古くて別物になっています。作業手順を考えました。ある程度、自分で捨てるものと判断して、写真を取って緑さんに随時相談としました。先ずは、必要なものを選別する事にしました。緑さんにお聞きしたところ、和服と写真を欲しいとの事でした。緑さんは長くおそらく20年以上住んでいないので内部をイメージができないようだ。緑さんはこの時から絶対に家には戻れないと思考されていたようです。それを前提にその後空き家にして欲しいとの話が出ることになります。覚悟ですね。娘がいなくなった今、次のことを考えて実行しなければならないと

お気持ちはどうだろうか?家へも思い、配偶者、娘への思い出。残されたものは辛いですね。夜昔を回想してなかなか眠れないとおっしゃってました。何かこらえておられるように見えました。「辛いですね。悲しいですね」と答えるだけです。

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10.緑さん