6.カトリーヌの思い出

南滋賀で3年営業しましたが、「家賃が安いと売り上げも伸びない。やはり京都市内や」その後油小路丸太町下ルで再オープン。ぶらっと通った客のケーキの購入の売上が馬鹿にならないらしい、家賃の高い駅前のケーキ屋さんが繫盛するという訳です。ジャムサンドクッキー、クルミタルト、グレープフルーツゼリー、ロールケーキ、シュークリームが看板。顧客は多かったです。9時から20時営業。朝7時には店に来ていて仕込み。木曜日休みで、正月以外働いていました。年末年始はお土産のお客さんが多いとのことで働きすぎでした。

少なくとも13時間働いていました。私は負けて貰った事は有りません。「親戚から儲けないと商売にならない」一度だけ夜ケーキを沢山持ってきてくれました。「明日休みなんで残り物痛むから食べて」と頂きました。友人にはちょくちょくおまけしていたようです。休みの前日、缶ビール1本を飲むのが一週間の自分へのご褒美と言ってました。