嫁の実家の思い出 鯖寿司

27年前、嫁の実家に初めて、ご挨拶にお伺いしました。何と遠いところか・と第一印象です。縁側のある8畳と6畳の和室で体面。その時に出たのが、お父さんが自ら作られた「鯖寿司」でした。心のこもった品でした。今もあの時の味は不思議と覚えています。感謝して頂きました。出前のものではなく、聞くと朝早くから米を炊いて、作られたそうです。初めての食事、食材は大切かもしれません。心の籠った暖かさをジーンと感じた思い出があります。農家の娘なので身体は丈夫だとその時には、思いましたが、7年後乳がんで子供2人に残して亡くなるとは、その時、夢にも思いませんでした。44歳でした。鯖寿司を食べる度に思い出します。暑い晴天のゼミのうるさい日曜日でした。

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