37.お菓子と造花

特別養護老人ホームでは、毎日3時におやつが出ます。お饅頭とかわらび餅などです。月に一度伺う時、虎屋の小さな羊羹2個とか阿闍梨餅2個を持って行きます。当初100円のドーナツやチョコレートを持参したところ、持って帰ってください。との事、それで考えて虎屋の小さな羊羹を持参した、嬉しそうにされていました。安価な品はダメで高級感のある品は緑さんを笑顔にするのを発見しました。外の世界をお菓子で感じて頂いたらと思う気持ちで持参していました。施設も多めに見て頂きました。造花は下京区の造花専門店で器は100均で買いました。一本目立つ色の鮮やかなそして、季節感を感じる造花を買いました。夏ならヒマワリ、春なら桜、鮮やかな赤、きれいな菊。「きれいな花ですね」とおっしゃった時も有りました。ベットから見えるように造花はペンチで横向きにしたり工夫しないと目線が水平です。少しでも気持ちが華やげばと毎回工夫し考えました。押しつけになってもいけないし、先ずは喜んでいただかなければ、相手の立場で考えたいと思考しました。

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38.お正月