60.補聴器がやってきた
両手に黒い大きなかばんで志水さんが特別養護老人ホームへ出張に見えられた。最近はパソコンで低音高音をオリジナルで緑さんに聞きながら創っていくそうです。段々と緑さんの顔が明るくなっていくのが明らかに分かります。こんなに嬉しい事はありません。豊子さんの喜んでいる姿も目に映るようです。試用品を付けて2週間後にそれから2週間後調整、更に2週間後、そして購入する補聴器のお試し2週間後、調整更に2週間後、何しろ丁寧です。驚きました。3か月6ヶ月とずーと定期検査があります。補聴器は繊細な商品だと横で見ていて感心しました。片耳は聞こえず聞き取りにくい毎日だったのです。施設の職員さんが普通の音量で話が出来て楽になりましたとのことでした。充電の手間をお願いしました。感謝申し上げます。充電器にセットは一日就寝前にお願いしました。手間をおかけして申し訳ありません。明るい緑さんの新しい生活の始まりです。緑さんにはもっと喜びのある日々を送っていただきたいと思います。