61.メガネを作る

次はメガネです。新聞を読むのが楽しみな緑さんにとって重要な問題です。恐らく豊子さんも仕事も忙しくお母さんのメガネを作るという発想迄いかなかったのでは?運のよいことに、補聴器センターでは眼鏡も出張してもらえるとのこと。堅田駅前店から上野さんが志水さんとお越しいただきました。老眼鏡であります。同じく両手に大きな黒い鞄を持参。中にはよく店で見るフレームと眼鏡のガラスがずらりと並んでいます。時間をかけて合う同数を調整。緑さんの目が良く見えるようになり笑顔になりました。新聞も小さな文字もばっちりです。ほっとしました。亡くなった豊子さん、ご主人の碩男さんも喜んで頂いている様に感じます。役に立ってよかったです。快適な生活が出来たのか、緑さん「色々ありがとう」は嬉しかったです。緑さんの「大丈夫です」は考えないといけませんね。上野さんに聞いてみると以前の眼鏡では新聞は読めていないとの事でした。我慢しておられたのか、ふりをしておられたのか?おそらく迷惑をかけないように自分で自分の気持ちを納めておられたのでしょ。と思考しました。

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62.家の管理