98.新聞止めてください。

ある夜、施設の介護支援専門員さんから突然、電話がありました。「緑さんの新聞を明日から止めてください。」との内容でした。その時はその意味の深さが理解できませんでした。看取りは契約書でお任せしております。食べ物を食べると体が痛くなり、水もほとんど飲みません。その日から新聞が止まり、後から知ったのですが、食事も止めて、水分補給4も止まりました。病院では点滴治療、栄養点滴で持たせますが、この方法は自然派です。施設の方もつらいことです。HPでしらべると5日だそうです。もう必ずお迎えが来ます。誰も言わないが覚悟しました。何故か亡くなった豊子ちゃんが緑さんの横に寄り添っている様に感じました。枯れていく姿に心で合掌しました。必ず終わりが来る。新聞を止めてください。とは色々な意味合いがあったのに気がつきました。ありがとうございました。

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99.9時15分